猫本専門書店にゃんこ堂と猫店長のリクオ
世界最大の本の街、東京都千代田区神保町。この一帯には、約200店舗もの新古書店が軒を連ねています。その中に今回紹介する、猫の本を集めた本屋「にゃんこ堂」があります。2013年のオープン以来、開店と同時に猫好きを吸い寄せるそこは、姉川書店内の小さな猫コーナー。50年以上本屋を営む店主のひとり娘のユウコさんに、にゃんこ堂について、飼い猫で猫店長の肩書きをもつスコティッシュホールドのリクオちゃんについて、お話しを伺いました。
書棚3つから始まったにゃんこ堂。
──姉川書店の中になぜ猫本専門コーナー“にゃんこ堂”をつくったのですか?
出版業界が不況でうちのような街の本屋に、新刊がなかなか入らない状況で。だったら新刊に頼らなくても良い、専門書コーナーをつくってみようと思ったのがきっかけです。どうせ眠っている書棚があるなら、利益云々ではなく楽しいことをやってもいいかなと。今ではウチの半分近くがこの猫専門コーナーになっていますが、最初は書棚3つ分からスタートしたんですよ。
──さまざまなジャンルの本があるなか、なぜ猫の本だったのでしょうか?
本の表紙のインパクトが一番強いのが、猫本だったからなんです。たった3つの書棚で店の印象を変えるには? と考えた結果。専門書棚のテーマは正直なんでも良かったので、当初はヨガ、トラベル、美術館系など色々と調べていて、その選択肢のひとつが「猫」だったんです。
──てっきり猫好きが高じて…、なのかと思っていました。
あははは。それもありますが、実は私、それまで猫本を一冊も読んだことがなかったんです。本は友達、というくらい好きなのに。猫のリクオも飼っていて”リクオ好き”ではあるけど、この子が初めて飼う動物で、猫のことも詳しくなかったんです。
本の表紙のインパクトが一番強いのが、猫本だったからなんです。たった3つの書棚で店の印象を変えるには? と考えた結果。専門書棚のテーマは正直なんでも良かったので、当初はヨガ、トラベル、美術館系など色々と調べていて、その選択肢のひとつが「猫」だったんです。
──てっきり猫好きが高じて…、なのかと思っていました。
あははは。それもありますが、実は私、それまで猫本を一冊も読んだことがなかったんです。本は友達、というくらい好きなのに。猫のリクオも飼っていて”リクオ好き”ではあるけど、この子が初めて飼う動物で、猫のことも詳しくなかったんです。
──ユウコさんは平日はOLをしているんですよね。猫本は誰がどのようにセレクトしたのですか?
私が全て見て読んで、良いと思ったものだけを選びました。インターネットの書評や表紙だけで本を選ぶのは嫌だったので、区の図書館で借りられるものは借りて、ないものは国会図書館へ行ったりして。
それと平行して、猫の専門知識を身につけるために猫スクールにも通ってたんですよ。日本初のキャットシッターサービスを開業した、南里秀子さん主宰の学校「猫の森」へ。ここを卒業するときに『神保町で猫本専門コーナーをつくろうと思っているんです』と南里さんに話したら、全面的に協力してくださることに。実は彼女、猫本マニアだったんです。
私が全て見て読んで、良いと思ったものだけを選びました。インターネットの書評や表紙だけで本を選ぶのは嫌だったので、区の図書館で借りられるものは借りて、ないものは国会図書館へ行ったりして。
それと平行して、猫の専門知識を身につけるために猫スクールにも通ってたんですよ。日本初のキャットシッターサービスを開業した、南里秀子さん主宰の学校「猫の森」へ。ここを卒業するときに『神保町で猫本専門コーナーをつくろうと思っているんです』と南里さんに話したら、全面的に協力してくださることに。実は彼女、猫本マニアだったんです。
猫好きを吸い寄せる本と雑貨。
──にゃんこ堂の看板やブックカバーは、イラストレーターのくまくら珠美さんが手掛けられたそうですね。
はい。南里さんとのつながりから、くまくらさんを紹介してもらって。本を購入してくださった方に、彼女がデザインしたブックカバーを付けているんですが、父は飾ってもらえるようにと、カバー以外にも1枚差し上げているみたい。カバーにすると折れちゃうからって(笑)。
──現在にゃんこ堂の本は写真集、エッセイ、小説、コミック、絵本、イラスト集、ノンフィクション…と幅広い品揃えです。
本は新刊もありますし、いいと思うものは絶版じゃない限り出版社に直接電話して、倉庫から取り寄せています。あと出版社にもない、著者さんだけが持っている本もにゃんこ堂にはあるんです。
──店内には猫グッズも豊富ですが、なぜ雑貨も置くことにしたのですか?
きっかけは「THE 昭和」な店内をどうにか活かしたかったから。それで駄菓子屋みたいなゴチャゴチャした感じを猫グッズで出しました。珍しいものだとデザイナーチーム ソトネコJAPAN や、イラストレータ──カミムラアキコさんのグッズなど。
ちなみに猫グッズは、男性のお客様にもけっこう人気で、本屋だから入りやすいし、買いやすいというのがあるみたいですね。男性はにゃんこ堂じゃない反対側の入り口から入ってきて、ぐるーっとまわって猫コーナーへ行って、ササーっと選んでレジ直行!みたいな(笑)。女性に人気なのかと思いきや、ランチトートも男性に大人気。意外でした。
きっかけは「THE 昭和」な店内をどうにか活かしたかったから。それで駄菓子屋みたいなゴチャゴチャした感じを猫グッズで出しました。珍しいものだとデザイナーチーム ソトネコJAPAN や、イラストレータ──カミムラアキコさんのグッズなど。
ちなみに猫グッズは、男性のお客様にもけっこう人気で、本屋だから入りやすいし、買いやすいというのがあるみたいですね。男性はにゃんこ堂じゃない反対側の入り口から入ってきて、ぐるーっとまわって猫コーナーへ行って、ササーっと選んでレジ直行!みたいな(笑)。女性に人気なのかと思いきや、ランチトートも男性に大人気。意外でした。
──ユウコさんは先日、猫本を紹介する本『猫本専門 神保町にゃんこ堂のニャンダフルな猫の本100選』を発刊されましたが、これにはどのような経緯があったのですか?
宝島社さんがにゃんこ堂を見つけてくださって、お声かけくださったんです。私も出版するからには、猫好き、本好きな方がパラパラっとめくって、眺めるだけでも楽しめるものにしたいなと思いまして。だからオールカラーなんです。
──本の紹介をしている本、と思って何気なく読んでいたのですが、何度かグッとくる場面がありました。
狙いどおり(笑)。いやいや、でも埋もれているいい本って本当たくさんあるんですよ。それを知ってもらいたくて、本の中身とエピソードも載せたんです。例えば一見難しそうな「猫の建築家(光文社刊)森博嗣/著」も著書で紹介しているんですが、これはまず佐久間真人さんのイラストが素晴らしい。文章は哲学的で敷居が高そうなんですが、一度読むとはまってしまう名作なんです。にゃんこ堂では、本の中身が全部見れるようにしているので、ぜひ手に取って見ていただきたいですね。
宝島社さんがにゃんこ堂を見つけてくださって、お声かけくださったんです。私も出版するからには、猫好き、本好きな方がパラパラっとめくって、眺めるだけでも楽しめるものにしたいなと思いまして。だからオールカラーなんです。
──本の紹介をしている本、と思って何気なく読んでいたのですが、何度かグッとくる場面がありました。
狙いどおり(笑)。いやいや、でも埋もれているいい本って本当たくさんあるんですよ。それを知ってもらいたくて、本の中身とエピソードも載せたんです。例えば一見難しそうな「猫の建築家(光文社刊)森博嗣/著」も著書で紹介しているんですが、これはまず佐久間真人さんのイラストが素晴らしい。文章は哲学的で敷居が高そうなんですが、一度読むとはまってしまう名作なんです。にゃんこ堂では、本の中身が全部見れるようにしているので、ぜひ手に取って見ていただきたいですね。
フクロウ顔の猫店長リクオ。
──にゃんこ堂の著書やFacebookに登場する猫店長リクオちゃんについて教えてください。リクオちゃんはにゃんこ堂で会えるのですか?
すみません。リクオは私のうちにいる飼い猫で、にゃんこ堂の猫店長という肩書きですが、万年不在の名ばかり店長なんです(笑)。名前は漢字で陸男。渋いですよね。
──リクオちゃんを飼い始めたきっかけは何だったのですか?
飼い始めたのは、私の「20代のうちにやりたいことリスト」に一緒に暮らすパートナーをつくる、というのがあったから。でも当初、猫じゃなくてフクロウを飼うつもりだったんです。フクロウも大好きで…。実際フクロウの飼い方を色々調べてたら、餌がミミズとかなんですね。冷蔵庫に冷凍のそれを入れておくのか……、むむ、むりむり!って(笑)。だからフクロウに似た猫を探すことにしたんです。
──えっと、フクロウを断念して、フクロウに似た猫を??
はい。当時は里親募集というものも知らなくて、インターネットで猫のブリーダーを探しました。そしたら、フクロウ顔のスコティッシュホールドを発見できて(笑)。それですぐに「子猫が産まれた教えてください!」とブリーダーさんにお願いしたんです。で、いざ子猫が産まれて、ブリーダーさんから連絡がきたんですが…あまりにも高くてまたもや断念。
さらに2ヶ月後に、また同じところから連絡が来たんですが、今度は「ショーに出すための雄猫が1匹いるんだけど、出すのをやめたので譲りましょうか」と! 私がどうしても欲しいと言っていたのを覚えていて、大事にしてくれる人に譲りたいからって。それがリクオ。約11年前ですね。
はい。当時は里親募集というものも知らなくて、インターネットで猫のブリーダーを探しました。そしたら、フクロウ顔のスコティッシュホールドを発見できて(笑)。それですぐに「子猫が産まれた教えてください!」とブリーダーさんにお願いしたんです。で、いざ子猫が産まれて、ブリーダーさんから連絡がきたんですが…あまりにも高くてまたもや断念。
さらに2ヶ月後に、また同じところから連絡が来たんですが、今度は「ショーに出すための雄猫が1匹いるんだけど、出すのをやめたので譲りましょうか」と! 私がどうしても欲しいと言っていたのを覚えていて、大事にしてくれる人に譲りたいからって。それがリクオ。約11年前ですね。
──リクオちゃんはどんな性格ですか?
基本おっとり、穏やか。子猫のときから戯れない子で絶妙な距離感を保っていますね。甘えるというよりは、ペタッとくっついて来たり、しっぽが私のどっかに触れてる位。お互いがちょっかいを出さない、私にぴったりのパートナーです。
──リクオちゃんが好きな遊びなどはありますか?
特にないんですよね。ひとつ挙げるとしたら、リクオは臆病だけど物怖じしないのが取り柄かな。うちに来客があっても逃げも隠れもせず、一緒になって玄関にお出迎えします。子猫のときからそんな感じなんですよ。
基本おっとり、穏やか。子猫のときから戯れない子で絶妙な距離感を保っていますね。甘えるというよりは、ペタッとくっついて来たり、しっぽが私のどっかに触れてる位。お互いがちょっかいを出さない、私にぴったりのパートナーです。
──リクオちゃんが好きな遊びなどはありますか?
特にないんですよね。ひとつ挙げるとしたら、リクオは臆病だけど物怖じしないのが取り柄かな。うちに来客があっても逃げも隠れもせず、一緒になって玄関にお出迎えします。子猫のときからそんな感じなんですよ。
リクオが来て日常が心地良くなった。
──今年リクオちゃんは12歳。健康に気をつけていることはありますか?
ご飯に気をつけて、あと漢方を飲ませています。リクオはもともと胃腸が弱く、7歳を過ぎた頃から肝臓が弱って毎年入院していて。入院のたびに24時間点滴をしていたので、血管がダメになってしまったら、長生きできないかもと言われたんです。そこでまず薬を動物用の漢方に切り替え、ご飯もキャットフードだけだったのを、食用生肉をプラスしました。切り替えてから丸2年経ちますが、体調も良くなり1度も入院せず、元気に過ごしています。
──リクオちゃんとの暮らしはいかがですか?
以前の私はプライベートの時間を疎かに、自分のことを後回しにしていたんですが、リクオと暮らすようになってから、自分の時間を丁寧に過ごせるようになりましたね。私が猫アレルギーなので、毎朝掃除もするようになったし、物も猛烈に捨てたし。日常のオフの時間を心地よく過ごせるようになったのは、リクオのおかげです。
リクオが居て、にゃんこ堂もおかげさまで人気で、最近は猫本まで出すことができて。私たちのまわりにいるたくさんの招き猫たちが、福を呼んできてくれているのかななんて思っています。
CAT'S PROFILE
にゃんこ堂の猫店長 リクオ(陸男)
2003年10月生まれ/スコティッシュホールド
にゃんこ堂
場所:東京都千代田区神保町神田神保町2-2 姉川書店内
電話:03-3263-5755
営業時間:10:00~21:00 (月-金) , 12:00~18:00 (土) ※日曜定休
Facebook:https://www.facebook.com/nekobon.nyankodo
Interview, Edit Tomoko Komiyama / Photo Jun Takahashi / Translation Chiyoko Kimura
Nyanko-doh and the store manager Rikuo the cat
We went to have an interview with Yuko, the owner’s only daughter of the book store specializing in cat books in the world biggest book town, Jinbo-cho, Tokyo. There are more than 200 stores lined that sell new books to second hand books. In this old yet famous book town, you can find “Nyanko-doh (Nyanko is a casual way to say Cat in Japanese. Doh can be translated into a hall) ” Nyanko-doh is located inside of the Anekawa book store and was opened in 2013. Since then, this book store has been attracting millions of cat lovers. Yuko kindly shared about the store and her Scottishfold, Rikuo that has a title of “the store manager”.
Started with only 3 shelves
―Why did you make a cat book section, Nyanko-doh, inside of the Anekawa book store?
It has been difficult for small book stores like us to be supplied new publications since business conditions in publishing industry have been depressed. I was like “Okay, we don’t need to stick to new publications but try and focus on a specialty. We have an extra space that can be used. If we are doing something, I wanna enjoy it!!”. It used to be only an amount of 3 shelves but now cat books turned to dominate almost half of the store space.
―I’ve heard you work at a different company during working days. Who selects the books?
I do. I don’t like to select books just by looking at the covers or the reviews from the internet so I go to the libraries to have a look before ordering. If the library doesn’t have what I want to look, I go to the national library. I also went to the school “Neko-no-mori (Cat forest) ” to learn about cats. When I was about to graduate from the school, I told the principal, Ms. Hideko Nanri who initially started the cat-sitter business in Japan, that I was going to open a book store specialized in cats. Fortunately, she said that she is going to support me all the way. You know, she is a cat book maniac.
Attractive books and goods for cat lovers
―I’ve heard Illustrator Ms. Tamami Kumakura designed the store signboard and the original book cover.
Yes. I met her through Ms. Nanri. We give 2 book covers to the customers who buy books from our store. Why 2? My dad said one for a book cover and the other one to decorate on the wall. (laughs)
―You have a nice variety of books from collections of photographs, novels, essays, illustration books, kid books, Comics to non-fiction books.
We have both new and old publications. when books are out of print, I call directly to a publisher and order from their stock. Sometimes, authors don’t publish but have prints at home. We have those books as well.
―I see many cat goods but also general goods, too. How come you decided to carry these items?
I always wanted to make a nostalgic atmosphere like a small town candy store back in old times. Instead of candies, I carried a variety of goods. If you want to buy some rare goods, items designed by Illustrator Akio Kamimura and team SOTONEKO JAPAN are recommended. You know, these general goods like lunch bags are unexpectedly popular with male customers, too.
―You published a book “100 Nyanderfu l(wonderful) cat books”. Could you tell me more about it?
A famous publishing company “Takarajima-sha” came to talk to me. I really wanted to make a book that both cat lovers and book lovers can enjoy, something fun just to look at so I made it all color print.
―I initially thought this book just introduce another books but some scenes actually touched my heart.
(Laughs) That’s what I wanted!! You know, there are so many good books that don’t appear to the society. I introduced the contents and its episodes so that readers will have interests in these books. For example, I introduced “Neko-no-Kenchikuka (Cat architect) ” written by Hiroshi Mori. You may first feel awkward reading this book. However, this book has amazing illustrations of Masato Sakuma and once you start reading, you can’t stop. It’s such a masterpiece. At Nyanko-doh, you can access to all the books I introduced in my book. You can also have a look inside. I’ll be very happy if people have a chance to come and have a look at these books.
―Wha what? Gave up on an owl for a cat looks like an owl?
Yes. I didn’t know about the foster system at the time so I went to look for it on the internet to find a cat breeder. I saw a Scottishfold that looked like an owl. I couldn’t help sending an inquiry to say “Please let me know when you have newborn kittens”. After a while, they contacted with me about a kitten but it was very expensive. Unfortunately I had to give up again.
2 months later, however, they contacted with me again and said they had a cat that has been taken out of competition. They remembered how much I wanted one and wanted to give someone who would cherish him. That was Rikuo, 11 years ago.
Rikuo brought a good life
―He will be 12 years old this year. Is there anything you care about his health?
I take good care of his food. He basically has a weak stomach. Around he turned 7 years old, his liver got weaken and used to be hospitalized every year. Every time he is in the hospital, he had a drip for 24 hours. The vet said his veins can be damaged as he continued to have a drip. That means he won’t live long. Since then, I changed his medicines to oriental medicines for pets. Not only that, I mix raw meat with his cat food. Fortunately, he hasn’t been hospitalized last 2 years.
―How do you like your life with Rikuo?
I used to postpone my own affairs and almost neglected my own private time. I think it’s changed since I have Rikuo. It became more like I cherish my own time and can have a relaxed moment when I have off time. Unfortunately I have allergy to cats so vacuuming the floors at my place became an every morning routine. Also, I threw away so much junk at my place. It’s like he straightened my life.
Nyanko-doh has a good reputation and I could publish my book. I think Rikuo is one of the reasons for this good luck. You know, we are surrounded by many fortune beckoning cats. They might be bringing us good luck, too.
CAT'S PROFILE
Store manager, Rikuo, the cat.
Born in October, 2003 / Scottishfold / Male
Born in October, 2003 / Scottishfold / Male
Nyanko-doh
Location : Inside of Anekawa-book store
Address : 2-2 Jinbo-cho, Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo
Phone : 03-3263-5755
Open : 10am - 9pm (Mon-Fri) 12pm-6pm (Sat)
Close : Sunday
Facebook:https://www.facebook.com/nekobon.nyankodo
Address : 2-2 Jinbo-cho, Kanda, Chiyoda-ku, Tokyo
Phone : 03-3263-5755
Open : 10am - 9pm (Mon-Fri) 12pm-6pm (Sat)
Close : Sunday
Facebook:https://www.facebook.com/nekobon.nyankodo
Interview, Edit Tomoko Komiyama / Photo Jun Takahashi / Translation Chiyoko Kimura
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